休日自動割り振りのコツ

休日自動割り振りのコツ
変則休日のみ

ここでは休日の自動割り振りを上手く行うための「コツ」を紹介します。休日の自動割り振りが上手くいかない、ルールをどう設定したらいいか分からないという場合は、以下を参考にしてみてください。

1.休日の割り振りはシフトの状況によって決まる

シフトの自動割り振り時、休日のルールは以下のように適用されます。

– 連続勤務日数がルールで定めた休日間隔を超えないようにシフトを割り振る

– 勤務日数の合計(全シフトの合計)は考慮しない

休日自動割り振りが失敗する主な原因は以下の3つです。

(1) スタッフの休日候補日(シフト割り振りのない日)が、ルールで定めた休日数より少ない

(2) ルールで定めた休日間隔を超える連続勤務が存在する

(3) 上記の問題はないが、休日数を満たそうとすると連続休日のルール違反が発生する

エラーレポートでは、スタッフごとのエラー原因を確認できます。特に、シフト回数が均等でも休日候補日が不足している場合、シフトの必要人数を減らすか、休日数を減らす必要があります。

2.下書きを作成し、手作業で調整する

エラーレポートを参考にして、失敗の原因となる可能性のあるルールを緩和し、下書きを作成したうえで手作業で微調整することをお勧めします。

(1) シフト重視の調整

休日ルールを緩和した状態で自動割り振りを行い、その結果をもとに調整を行います。

a) 「最低休日数を適用」を有効にすると、休日候補日が足りないスタッフには最低限の休日が確保され、候補日が十分なスタッフには通常の休日数が割り振られます。その後、休日数が不足しているスタッフのシフトを休日に変更して調整してください。

b) 休日間隔(連続勤務)のルール違反が発生している場合は、連続勤務日のどこかを休日に変更して調整してください。

c) 連続休日のルール違反が発生している場合は、シフトと休日を入れ替えて連続休日の違反を解消してください。

(2) 休日重視の調整

休日候補日を確保するため、シフトの必要人数を一部減らしてから自動割り振りを行い、余った日にシフトを追加して調整します。

a) 勤務表メニューの「空欄を埋める」機能を利用すると、休日とシフトのいずれも割り振られていない日を特定のシフトで埋めることができます(例: 余った枠はすべて日勤の勤務にする、など)。特に「空欄を埋める」で枠を埋めるシフトの必要人数を少なめに設定して、割り振り順も最後にすると、、全体のバランスを取りながら調整しやすくなります。

3.休日自動割り振りのルールを調整する

下書きを作成する場合も含め、ルールを調整する際は、以下のポイントを参考にしてください。

(1) 緩いルールから調整してみる

まずは緩いルールで休日割り振りが可能なことを確認して、徐々に厳しいルールに変更していくことをお勧めします。勤務表の編集画面では、メニューの「ルール」からもルールを変更できます。ルールを微調整しながら、休日を割り振れるか試してみてください。

(2) ルールの優先度を考える

「緩い」ルールでは休日が組めるのに、ルールを厳しくすると休日が組めなくなる場合、どのルールを優先して、どのルールを妥協するかを考える必要があります。

もし一部のルールは妥協しても構わない場合、「ルールの優先度」設定すると、段階的にルールを緩和することができます。休日割り振りに失敗した場合に、優先度の低いルールを無効にした状態で再度割り振りを試みます。

(3) 自動割り振りの制限時間を増やしてみる

割り振り可能な休日のパターンが少ない場合、自動割り振りの制限時間を増やすことで、上手くいく場合があります。