シフト作成アプリの導入で失敗しないために|導入前に確認したい注意点

シフト作成に毎月時間がかかる、条件の調整にストレスを感じる、スタッフからの希望や予定の確認に手間がかかる。こうした悩みがある場合は、シフト作成アプリの導入を検討してもよいかもしれません。

シフト作成アプリの中には、勤務希望の回収や勤務表の共有だけでなく、条件に基づいてスタッフを自動で割り振る機能を備えたものもあります。職場の運用に合ったアプリを選べば、シフト作成にかかる時間を大きく減らせる可能性があります。

一方で、アプリを導入しても、想定していたほど作業が楽にならない場合もあります。この記事では、シフト作成アプリの導入で失敗しないために、導入前に確認しておきたい注意点を解説します。

目次

  1. シフト作成アプリの導入では、事前の確認が重要
  2. 注意点1:職場で必要なことに対応できるかを確認する
  3. 注意点2:初期設定に必要な準備を確認する
  4. 注意点3:スタッフや職場の理解を得られるか確認する
  5. 注意点4:費用が効果に見合うか確認する
  6. 職場の条件に合うかを試してから導入を検討するには

1. シフト作成アプリの導入では、事前の確認が重要

シフト作成アプリを導入するときは、使い始めてから考えるのではなく、導入前にある程度の確認をしておくことが大切です。

シフト作成アプリは、毎月の作業時間を減らしたり、勤務希望の確認やシフト表の共有をしやすくしたりできる一方で、職場の運用に合わなければ十分に活用できないことがあります。導入前の想定と実際の使い方にずれがあると、思ったほど作業が楽にならない場合もあります。また、アプリの導入は、作成者だけでなく、スタッフや職場全体の運用にも関係します。勤務希望の提出方法やシフト表の確認方法が変わる場合は、事前に職場内で共有しておく必要があります。

シフト作成アプリをうまく活用するには、機能だけを見るのではなく、職場で必要なこと、初期設定に必要な準備、スタッフや職場への説明、費用対効果まで含めて考えることが重要です。ここからは、シフト作成アプリの導入で失敗しないために確認しておきたい注意点を見ていきます。

2. 注意点1:職場で必要なことに対応できるかを確認する

シフト作成アプリを導入する前にまず確認したいのは、職場で必要なことに対応できるかどうかです。

シフト作成アプリには、勤務希望の回収やシフト表の共有を中心とするもの、条件に基づいてスタッフを自動で割り振るものなど、さまざまなタイプがあります。そのため、シフト作成アプリであっても、自分の職場で楽にしたい作業を十分に効率化できるとは限りません。特に、アプリでシフトを自動で割り振りたい場合は、職場ごとの細かな決まり事に対応できるかを確認しておく必要があります。夜勤の翌日は明けにする、特定の役割を持つスタッフを配置する、曜日ごとに必要人数を変える、といった条件を設定できなければ、結局は作成後に手作業で大きく修正することになります。

可能であれば、導入前に実際の運用に近い形で試してみるとよいでしょう。普段のシフト作成で使っている条件を反映して勤務表を作成できるかを確認できれば、導入後の想定違いが起こりにくくなります。

3. 注意点2:初期設定に必要な準備を確認する

シフト作成アプリを使い始めるには、初期設定が必要です。アプリによって設定する内容は異なりますが、何らかの準備は必ず発生します。導入前には、初期設定にどのような準備が必要かを確認しておくことが大切です。

低価格で利用できるアプリや、すぐに使い始められるアプリでは、一般的に利用者自身で設定を進める必要があります。一方で、初期設定を営業担当者やサポート担当者が支援してくれるアプリもありますが、その分、初期費用や月額費用が高くなる場合があります。

手作業でシフトを作成している場合、シフト作成の決まり事は、作成者の経験や感覚で処理していることが多いです。しかし、アプリで自動割り振りを行う場合は、その内容をあらかじめアプリ上の条件として設定しておく必要があります。職場のシフト作成の決まり事が整理されていない状態だと、アプリの初期設定時に何を設定すればよいのか分からなくなる場合があります。結果として、初期設定が途中で止まったり、最低限の設定だけで使い始めたものの、実際の運用に合わなかったりすることがあります。

アプリ側のサポートの有無にかかわらず、普段のシフト作成で判断している内容をあらかじめ整理しておくと、アプリ上で設定すべき内容も見えやすくなります。

4. 注意点3:スタッフや職場の理解を得られるか確認する

シフト作成アプリの導入は、単に作成方法が変わるだけではありません。アプリによっては、スタッフの勤務希望の提出方法、シフト表の確認方法、勤務表の書式、修正時の連絡方法など、職場全体の運用に影響することがあります。そのため、導入前には、スタッフや職場の理解を得られるかを確認しておく必要があります。

まず確認したいのは、職場としてアプリを利用できるかどうかです。外部のアプリやクラウドサービスを利用する場合、スタッフ情報や勤務表に関するデータを扱うため、個人の判断だけで導入できるとは限りません。職場によっては、上長や管理部門の許可が必要になる場合があります。

また、スタッフ側に新しい操作が発生するかどうかも確認しておきたいポイントです。たとえば、紙や口頭で勤務希望を提出していた職場で、アプリ上での提出に変更する場合、スタッフは新しい提出方法に慣れる必要があります。シフト表の共有方法をアプリ内確認に変える場合も、スタッフがアプリを開いて確認する運用が必要になります。

完成した勤務表の見た目や書式が変わることに抵抗が出る場合もあります。特に、長年同じExcelや紙の勤務表を使ってきた職場では、書式が変わるだけでも「見にくい」「慣れない」と感じられることがあります。さらに、シフト作成のルールをアプリ上で明確にすることで、これまで曖昧に処理されていた判断基準が見えるようになる場合もあります。これは本来、運用を安定させるうえで重要なことですが、職場によっては「これまでのやり方と違う」と感じられることもあります。

導入前には、アプリを使うことで何が変わるのかを整理しておくことが大切です。勤務希望の出し方、スタッフ用アカウントの必要性、シフト表の確認方法、PDFやExcelでの共有を続けられるかなどを確認しておくと、職場内で説明しやすくなります。特に、スタッフにも操作が必要な機能を使う場合は、いきなり職場全体で運用を変えるのではなく、まず作成者が試し、その後に職場として使う範囲を決めると導入しやすくなります。

5. 注意点4:費用が効果に見合うか確認する

機能面では十分に見えても、費用が効果に見合わない場合があります。

シフト作成アプリには、月額料金が固定のもの、スタッフ数に応じて料金が変わるもの、初期費用が必要なものなどがあります。現在の人数では問題なくても、スタッフ数が増えたときに費用が大きく上がる場合もあります。また、初期設定や導入支援に費用がかかる場合もあります。高機能なアプリほど、設定支援や導入サポートが前提になっていることもあり、職場の予算によっては導入が難しい場合があります。

ただし、料金が安ければよいというわけでもありません。必要な機能が不足していたり、自分で設定できなかったりすれば、結果としてシフト作成の負担はそれほど軽減できないまま費用だけが発生することになります。確認したいのは、料金そのものだけでなく、継続して使える費用かどうかです。シフト作成にかかる時間や作成者の負担を考えたときに、アプリの費用に見合う効果があるかを検討する必要があります。

6. 職場の運用に合うかを試してから導入を検討するには

シフト作成アプリは、職場の運用に合えば、毎月のシフト作成を大幅に楽にできる可能性があります。一方で、実際の運用に合わない場合は、導入しても十分に活用できないことがあります。

そのため、可能であれば、導入前に実際の運用に近い形で試してみることが大切です。スタッフ数、シフトの種類、職場のルールなどを入れたうえで勤務表を作成できるかを確認できれば、導入後に「思っていた使い方と違った」と感じるリスクを減らせます。

Assignoは、職場ごとの運用をルールとして設定し、その条件に沿ってシフトを自動で割り振るシフト作成支援アプリです。実際の運用に即した細かな条件を、勤務表に反映できることが特徴です。初期設定では、質問に回答しながら職場の運用を整理し、必要なルール設定のToDoリストを作成できます。最初に何を設定すればよいか分かりにくい場合でも、ToDoリストに沿って、必要な設定を一つずつ確認しながら進められます。

メールアドレスを登録するだけで無料で始められるため、実際の運用条件に近い形で試してから、職場での導入を検討できます。まず作成者が試し、職場の運用に合うかを確認したうえで導入を検討できるため、スタッフや職場への説明もしやすくなります。

シフト作成アプリの導入で大切なのは、職場のシフト作成を本当に楽にできるかどうかです。導入前に実際の運用に近い形で試しながら判断することが、失敗を防ぐための重要なポイントです。

監修者:水口 泰介
アサイノ・テクノロジーズ株式会社 代表

大学病院の医師として、部署内で約60名のスタッフのシフト作成を担当した経験をもとに、シフト作成支援アプリケーションAssignoを開発。シフト作成の考え方や判断基準を整理・体系化し、誰でも使える形でノウハウを仕組み化することに取り組んでいる。

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